未来を先回りして、何が有効かを狙いながら経験することなど出来ず、後から振り返った時に、過去の経験が、点と点で繋がっていくのだ、というお話。
かくいう小生、まさにそんな職業人生を歩んでいて、おっしゃる通りだと思う。
他にも大変含蓄あるスピーチなので、もしご存じない方がいれば、是非ご一読頂きたいし、ちょっと忘れたという方は是非ご再読を。
さて今日は、ちょっと違う「点と点をつなぐ」お話。
昨今のビジネスの場面というのは、何かを売って終わり、ということは少なく、色々な関係者を巻き込みながら、いきなり「面」で進めていかなければならない事がよくある。
そんな時に、結局どこから手をつけて良いかわからず、ある種呆然としながら、結局前に進まず悩まれて、ご相談をいただくケースが増えてきたような気がする。
そんな時に、引き合いに出させていただくのが、フリープラスというベンチャー企業のお話。
海外に拠点を作って、外国人を日本に送客する旅行代理業を行っていて、この5年で19カ国に進出しているそうだ。
「19カ国に進出する事業を立ち上げろ」と言われれば、おそらく多くの方は呆然とするだろう。
しかしこの会社も、最初の一歩はマレーシアから始まったと聞いている。
それが様々な要因の積み重ねで、5年で19カ国にまで発展したそうである。
まずはマレーシアと日本という点と点、次に別の国と日本という点と点、その連続。
外からは「面」に見えるビジネスも、結局最初は「点と点をつなぐ」事から始まるという好例だと思う。
どうして良いのか呆然となる時こそ、目の前の点にしか見えない仕事に、まずは着手していくことが、最大の解決策なのではないか。
まぁ、ご参考ということで。