人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

身につけた企業カルチャーの重さについて。

以前、社風ってあるよね、という話を書いた。
こんな仕事をしていると、組織人事全般の相談を受ける事もある。

今日受けた相談に限らず、昔から感じているのだが、企業カルチャーって、その企業のビジネスモデルと一体だと思うのだ。
営業会社はやっぱり「売ってなんぼ」だし、受託型の会社は「クライアントの要求をきっちり返してなんぼ」で、それができる人が評価されるし、畢竟そういった人達の集団になっていく。

ところが、時代の変化はずっと同じビジネスモデルを許さなくて、営業会社はやれ「ソリューション」だ、「ウインウィンのビジネスモデル」だ、となり、受託型は「クライアントのパートナーなのだ」みたいな話になる。
そうなると、中の社員もそのビジネスモデルに沿った人材になる事を求められるのだが、この変革は本当に大変。

確かに人間は自分の意志で変わる事ができると思う。
しかし人間が誰かを変えるのは、本当に時間も手間もかかるので、制度を用意する経営者も人事も大変だなと、つくづく思う。

でも、個人のキャリアに翻って考えると、そんな変化に沿って、自分を適応させる事ができるなら、これは大きなチャンスなのだ。
だってほとんどの人は変われないのだから。

何事も捉え様ではないか。
まぁ、ご参考という事で。