人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

誰のための本なのか(何回目?)

積読在庫消化。

 

マネジャーとして、コーチングやリーダーシップをよりよく発揮したいと思う中で、「カウンセリングの原点」というワードに引っかかったのだと思う。

Kindle日替りセールで購入したはず。

 

現代カウンセリングに大きな影響を与えた、カール・ロジャースの軌跡、その手法、人となりを詳説した本。

へー、そんな人がいたんだなぁ、という興味も湧くし、著者の真摯な姿勢での記述も感銘を受けるが、だんだんこれは誰に何を伝える本なのかがわからなくなっていく。

 

テクニックや方法論の解説としては物足りない。

遍歴を追うのであれば長すぎる。

 

遍歴の詳細とそれにまつわる関係者の反響、カール・ロジャース研究からの評価などが続くのだが、多分ほとんどの記述がカール・ロジャース研究をする人向けの内容。

 

で、そんな人いるんだっけという感じでついていけなくなる。

志は確かだったはずなのに、どうしてこういうよくわからない本になるかなぁ。

 

まぁ、ご参考ということで。