積読在庫消化。
Kindle日替りセールで買ったんだと思う。
かたやアスペルガー、かたや脳性麻痺という、障害を持ちながらそれを研究対象にするという著者二名による一冊。
なんだろう、エッセイのような、しかし論文でもないし、対談でもないし。
生き難さの個人史、みたいな構成が前半なので、あんまり楽しく読める感じではない。
当事者研究に出会ってからの気づき、みたいな後半は「へー」ではあるが・・・。
確かに障害を抱えた当事者による、主観的ではあるが詳細な症状の研究というのは、貴重ではあるし、意義はあると思うのだが、どうも「わたしこんな感じで大変なんです」というのを延々聞かされているような感想を持ってしまう。
小生はお人よしなタイプなので、なんでも話は聞いてしまうのだが、普通の人は嫌になって途中で読むのをやめてしまうんじゃないかな。
この本ほど好奇心をくすぐられるものでもないし。
この本はとても面白いっす。
そういう意味では書き手の力量の問題なのか・・・?
語り手・聞き手について、ちょっと考えさせられたのでありました。
まぁ、ご参考ということで。