こんな本を読む。
Kindle日替りセールでレビューも高かったので購入したのだが、これは唸らされる本だった。
研修講師として長年の実績がある著者によるタイトル通りの本なのだが、教えるということの構造化が素晴らしい。
非常に簡潔で十分で、無駄に長くないのも良い。
仕事においても、武術指導においても、非常に考えさせられた。
「教える」ということは、いったい何を教えるのか?
それは知識・技術・意識である。
知識のない技術はレベルが上げられないし、技術まで身につけても意識(マインド)のレベルが高くならないと価値を生み出すところまで到達できない。
知識にはティーチング、技術はトレーニング、意識はコーチングでそれぞれのレベルを高める。
「そうだよ!たしかにそうだね!スッキリしたよ!」という読後感。
これは評価が高いのも頷ける。
ティーチング、トレーニング、コーチングのテクニックも詳細な記述があって、関連の書籍を読んだことがある人には目新しいものはないと思うが、整理されて使いやすくまとまっているので一読の価値がある。
教えることになったら是非一読を。
まぁ、ご参考ということで。