今日はこの記事をシェアしておこう。
http://blog.tinect.jp/?p=45903
人生における重大な決断ができる人と、そうでない人がいるという話と、できないからといって必ずしも悪いわけではないはずだ、という意見である。
当ブログでも過去に、人生における決断については何度かコメントしてきたと思う。
小生自身も、最初の転職で初めて人生における決断をしたと思っているし、その決断があったから今がある、とも述べたはずだ。
しかしながら、この記事同様、決断しないという決断も、同じくらい尊重されて然るべきだと考えている。
ウロウロキャリアを模索した立場からすれば、一つの環境に留まり続けた人のことは本当に尊敬するし、そういう人にしか出来ないことというのも、間違いなく存在するのだ。
「あの決断をしたから今がある」というのは、一見カッコよく見えるかもしれないが、因果関係上「当たり前」のことを言っているに過ぎない。
なんとなくカッコよく見えるのだとすれば、それは発言している当人が、現状をポジティブに捉えていることが伝わってくるからであって、過去の決断の有無とは関係ないのだと考えている。
大事なことは、「今」が充実しているかどうか。
充実していないのであれば、どう充実させるか、という議論の先に、決断を求められるかどうかというのが初めて出てくるし、そこで決断しなかったとしても、その結果を前向きに受け止められるのであれば、それもまた良しである。
人材エージェント時代のお客さんで、悩みに悩んで、結局転職せず、幸せに過ごされている人を何人も知っているが、それはそれで素晴らしいのである。
まぁ、ご参考ということで。