どんな仕事でも、一人で完結するということはありえない。
新規事業では特にそうだ。
出発点が自分のやりたいことだったとしても、会社が認めてくれなければ事業としては立ち上がらない。
大義がなければ、協力してくれる人も増えない。
自分のやりたいことを実現するというのは、ある意味自分のアイデアを買ってもらうということでもある。
ひとに買いたい、という気持ちにさせなければ、絶対に前に進まない。
では、どうするか?
まずは、自分のやりたいことと、相手が求めていることをバランスさせること。
顧客視点を持つということだが、それは妥協なのかもしれない。
でも、結果的に自分のやりたいことが実現できるのなら、それもアリ、という考え方もある。
できる限り妥協したくなければどうするか?
しつこく説得を続ける、というのもある。
社外も含めた、権威を引っ張り出すというのもあるが、あんまり良い展開にはならないような気がする。
どうしても妥協できない人は、きっと今置かれている状況以上に孤独な戦いを覚悟して、自分の正しさを、周囲に示し続けることになるだろう。
しかし、仲間一人作れないアイデアは、本当に価値のあるものなのだろうか?
とてもシビアだが、そう思わざるを得ない。
孤独な戦いを続ける、それもまた、生きる道だけれども。
まぁ、ご参考ということで。