結構真面目な話。
新しい試みには、必ず「想定外」がつきもの。
だいたい今のビジネスシーンでは、ネガティブ面を防ぐことばかり議論になりがちだが、想定外に上手くいってしまうことだってある。
世の中で話題になったイノベーションだって、殆どが始める前からその成功を予測できた訳ではないし、始めてから進化した部分が山程あるのが普通だ。
要するに、未来を周到に予測するのは不可能なのだ。
やってみてわかる話、やった人にしか見えない世界というのは確かにあるので、予測を放棄することはナンセンスだとしても、「先ずはやってみる」というスタンスは強くオススメし続けたい。
しかし、結構なビジネスパーソンが、仮説構築にパワーを使いすぎて、「やってみる」の入り口である、仮説検証のところまでたどり着かないことが多いような気がする。
本来、仮説構築と仮説検証はセットとして、はじめて意味があるのだが、仮説構築で9割位パワーを使い切って、仮説検証の段階ではヘトヘトになってしまう。
はっきりいって、普通の人間が構築した仮説なんて、「事実」の前ではあっけなく粉砕し、むしろその粉砕のプロセスから得られる学びの方が、圧倒的に大きいものなのだ。
なので、個人的には、仮説構築3:仮説検証7くらいで丁度いいんじゃないかと感じている。
そんなこと言い過ぎると、「なんてテキトーなヤツなんだ」と思われそうなので嫌なのだが、実際そうだから仕方がない。
まぁ、ご参考ということで。