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人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

カテゴリーを作る(商品開発のお話)

ビジネスよもやま話
世の中に新商品というのは、常に溢れていることと思う。
小生の仕事は、商品開発というより、新規事業開発ではあるのだが、昨日親しい友人とお話ししたことをちょっとまとめたいと思う。

ご承知の通り、B2Cの現場では、常に新しい商品がマーケットに出ては、残念ながら消えていくことを繰り返している。
商品開発の方々が能力が無いと思っていないし、様々なチャレンジには常々尊敬の念を抱いている。

それらを踏まえた上で、小生なりに、新商品開発で大事だと思っていることは、「新たなカテゴリーを作ることができるかどうか」ではないか、ということである。
ビールを例にとろう。

ヨーロッパのビールが、「飲むパン」と言われるほどしっかりしていて、アメリカのビールが水代わりとなるほどライトな中で、アサヒスーパードライは、食事(特に和食)と共に味わうものとして開発されたそうである。
つまり、「食事と合わせるビール」というカテゴリーを作ったのである。

もう一つ、プレミアムビールというカテゴリーもある。
以前から、サッポロエビスという存在はあったが、市場が盛り上がったのは、サントリープレミアムモルツ以降であろう。

それまで、高級なビール(エビス)は存在していたものの、単に高くて良いもの、という存在でしかなかったところに、最高の週末を最高金賞のビールで、といった、利用シーンを提示することで、プレミアムな商品を消費する場、消費する人物像を提示し、マーケットを作った(カテゴリーを作った)のである。
斯様に振り返ってみると、コンビニやスーパーで生き残っている製品というのは、殆どカテゴリーを作ったか、そのカテゴリーでナンバーワンの商品だけである。

新たな商品を考える際には、是非「新たなカテゴリーを作れるのか」その辺りを吟味していただきたいし、そのカテゴリーを検討するためには、深いターゲット分析が必要なので、じっくり考えていただきたいものである。
まぁ、ご参考ということで。