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人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

家族の事情と転職活動と

ある程度の年齢になり、家族も増えてきたり、年老いてきたりすると、家族の事情で転職を考える、ということは往々にしてありうる。
昔所属していたエージェントのベテランコンサルタント(40代後半、思春期の娘が2人いた)が、外食企業に勤める30代中盤の転職希望者を説教して(苦笑)追い返したことがあった。

転職希望者曰く、職業柄土日休みではなく、まだ小さい子供と向き合える機会が少ないため、土日休みの仕事に代わりたい(キャリアチェンジしたい)とのこと。
ベテランコンサルタント曰く、「キャリアチェンジすれば、今まで積み上げてきた職業経験を無にしてしまう。子供と向き合いたい気持ちは良くわかるが、子供が親の相手をしてくれるのはせいぜい10年。その10年のために、今まで積み上げてきたものを捨てて、将来の可能性を大きく不確実にするのは本末転倒」とのことであった。

当時独身だった小生は、ベテランコンサルタントの仰ることはごもっともだなぁと思ったが、今まさに子育てをしている立場として、当時の転職希望者と同じ立場だったとしたら、納得し切れるかどうか、何とも言えない気はする。
ベテランコンサルタントのように、子育てを終えてしまえば、そんなものなのかもしれないが。

とは言え、転職の「いろいろ」を見ている立場からすると、人生において最も責任が重い年代、シチュエーションで転職を図ることは、とてもリスクが高いと思っている。
バイトやパートタイムならまだしも、それなりの立場でそれなりの報酬を得ようとして転職していく中で、すべての人が必ず上手くいくわけではない。

プライベートが結構大変な状況で、もし転職がうまくいかなかったとしたら、それはもう想像したくないくらい大変な状況のはずだ。
最近では、子育てだけではなく、親の介護を理由に転職活動をする人も増えてきて、個人的にもリアルな話題として、心情はとても理解しているつもりではある。

しかし、であればこそ「世話をする側」の生活基盤が確かなものでなければ、追々とても悲惨な展開になってしまうのではないかと、そういう方とお会いするたびに、心配している。
まぁ、ご参考ということで。