「金の話をする」なんてエントリーを書いたが、駆け出しの営業マン時代に同じく教えられたことの一つに「社長に会え」というものがあった。
営業というのは結局社長を抑えなければ話にならないのだ、だから会うための努力をしろ、というもの。
二十代の若造には、なかなかハードルが高い要求なのだが、だからこそ努力と工夫の余地があるし、本当にアポが取れた時の学びや経験は大きいので、とても意味がある(もちろん営業成果という意味でも)。
若い営業が果敢にチャレンジしてくるのが好きな社長も結構いるしね。
若造が社長に会うというのは、役職や立場を飛び越えることを推奨する会社。
ベンチャー企業的な気質を持った会社に多いだろうか。
逆に、役職や立場を合わせてくることを望む会社というのもある。
相手が部長ならこちらも部長、せめて課長。
いやいや、こちらの方が遥かに小さい会社なら、先方の部長には社長・副社長を合わせに行く、とか。
そういうことを大事にする会社というのは確実にあって、良いとか悪いではない。
その大事なポイントを外したらビジネスが進まないのである。
自分の所属している業界やお客様の業界は、役職を合わせる世界なのか、あんまり気にしないのか、商談を円滑に進める上では、よく見極めておきたいポイントである。
あ、あと転職時のカルチャーギャップでも、こういう話はよくあるので、業界またぎの転職を考えている人は、気をつけておいても良いと思う。
すぐに慣れると思うが。
まぁ、ご参考ということで。