人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

環境は実力の反映

転職の動機にしても、人間関係の愚痴にしても、自らの周囲の環境に対する不平不満というのは、誰しも感じるところ。

しかし、周囲を変えることは出来ないので、結局は自らが適合できるように変化するか、違う環境に移るかの二択になる。

 

仮に、今の職場の人達が微妙だったとする。

否定したり、文句を言いたくなるのはやまやまだが、まずはそういう人達に「雇われている自分」という状態は認めねばなるまい。

 

少なくとも、「外の人」からすれば、自分も「微妙な人達」と同列にしか見えない。

その状態で、周囲の問題点を一生懸命アピールしても、それはただの「イタイ人」である。

 

転職理由で、現在の環境のネガティブポイントを挙げてはいけない理由の一つがこれだ。

少なくとも「なんでこんなところで働いてるの?」と聞かれるくらいの実力は証明しないと、交渉は前に進まない。

 

証明したとしても、今度は「そんなに実力があるのに、そんな微妙な人達と働いているなんて、何か問題があるのを隠しているんじゃないか?」と思われてしまう。

その不信感を崩すのは相当難しいので、周囲の環境をネガティブに言うのは、やっぱりやめておいた方が良いのである。

 

なので、周囲の環境の問題は、第三者から伝えてもらうのが、比較的穏当なやり方である。

本人としては、前を向いたコメントを述べつつ、企業が裏取りでエージェントに確認し、エージェントから補足程度にコメントしてもらう、といった感じだろうか。

 

外の人というのは、シビアだが「環境は実力の反映」と見るもの。

なので、周囲をdisるのは「天に唾する」行為になりかねないというのが一つ。

 

もう一つは、そんな環境に長く居過ぎると、その程度の実力の人と見られるリスクがあるということ。

全然違う話なのだが、本当に自分に自信があるなら、そちらのリスクも気にしておいた方がいいと思う。

 

まぁ、ご参考ということで。