人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

自身の不利な話を何処までするべきか?

最初に申し上げておくが、歯切れの悪い話である。
うつ病などの疾患で休職しそのまま離職したとか、会社で大ポカをやらかして居難くなったとか、である。

まぁ、聞かれてもいないことを答える必要は無いとは思う。
しかし、なぜ退職をしたのかという直接の理由がそこにあった時に、転職理由を聞かれて、なんとなくぼやかして言うのは、不誠実の誹りを免れまい。

とは言え、正直に言ってしまうと内定は極めて難しい。
人材紹介エージェントも、その事実を申告されると、企業への紹介は難しくなる(どんな人材でも押し込んでしまうダメなエージェントと言うのも存在するが)。

では、転職できなければ、食いっぱぐれてしまうではないか、と言うのが悩みの深いところだ。
実際人間は生きていかねばならない。

なので、一人ひとりの人生を考えれば、黙っている、若しくは誤魔化す、という選択肢も、同じ人間としての立場からは、一方的に非難することはできない。
しかし、それらの選択肢は、後でバレたら懲戒解雇にもなり得るので、その覚悟の上での話であるし、倫理上問題があるのは動かしようがないが、人間生きていれば、「墓場まで持ち込む嘘・秘密」の一つや二つ、あるものなのかもしれない。

もちろん正攻法は、正直に伝えた上で、そのネガティブ要因を覆すだけのプレゼンテーション、ロジックを打ち出し、人手がカツカツの企業に切り込んでいく、ということになるだろう。
それも入り口はアルバイトとか、契約社員とか、そんなところになるかもしれない。

それとて難易度は高く、望むらくは世の中が人材の「可能性」に着目してくれる人が多数であることを祈るばかり。
そして病気が原因の方は、まず体調を万全にされるのが先ではあるのだが。

まぁ、ご参考ということで。