人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

寄り道をしている時間は無い

かつて色々受けた転職相談の中に、自分としては充実したキャリアを歩んでいたのに、突然の人事異動で不本意な役回りにつくことになった、というタイプのものがある。

組織人として、会社の人事に意を唱えるのもはばかられる一方、かつて築いたキャリアは時間とともに劣化していくし…。

 

会社員としての宿命で、単なるわがままなのか、やはり転職するなり意を唱えるなりするべきなのか、大変迷うのが普通である。

もちろん、組織人として、自分の人事に意を唱えるのはリスクが高い。

 

その場は収まっても、あとで蒸し返される可能性があるし。

もちろんジョブローテーションには意味があって、幅広い経験を積むことで、リーダーとしての能力開発につながったり、思いもよらない得意分野が発見されたり、ということもある。

 

しかし、不本意な役回りが、「リーダーとしての能力開発」のためだと思えないのであれば、それは時間の無駄だろうと思う。

「思いもよらない得意分野が発見」だって、それを期待できるのは30代前半くらいまで、あとはセカンドキャリア開発のタイミングなのではないだろうか?

 

だいたい自分の人生なのだから、人の意向に振り回される必要はない。

「我慢をしていいのは、我慢の先に、我慢した以上のリターンが見込める時だけ」そう断言していいんじゃないかと思う。

 

まぁ、ご参考ということで。