人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「イノベーションとは未来の売上を作ること」

クライアントからの又聞きで恐縮だが、「イノベーションとは未来の売上を作ること」と仰っている方がいるそうである。

けだし名言である。

 

もちろん、イノベーションの価値を低く見ているとか、もっと非連続なものがイノベーションであるとか、色々ご意見はあると思う。

しかし、ともすれば日常の業務に「逃げ込み」がちな人間に対して、最初の一歩を踏み出させるキッカケになるという意味では、とても強力な言葉だと思うのだ。

 

小生は営業ばかりしていたから、生々しく思い返すのだが、デキる営業というのは今期の目標を貪欲に追求しながら、来期の種蒔きもキッチリできる人達のことであった。

得意なことで今期の数字を作りながら、新しい顧客、新しい商品・ソリューションも積極的に仕掛けていく。

 

その活動の中で、思いもよらない大きな案件の取っ掛かりができる。

何も大学の研究室やシリコンバレーだけでイノベーションが起きているわけではない。

 

日々の営業活動の中で、既に実践されていることでもあるはずなのだ。

これだけ世の中でイノベーションが求められ、奇手・妙手に着目される昨今だからこそ、あえて申し上げたい。

 

「あなたたちもやってきたでしょ?だから今まで生き延びてこられたんでしょ?」と。

イノベーションを特別扱いせず、通常の経済活動として、当たり前に取り組むのが正しいんじゃないですか?」と。

 

いま、日本企業の「イノベーション」は、新しいステージに来たと思う。

「目先の流行に付和雷同せず、自ら起こして来た、いままでのイノベーションの歴史を知り、自らの事業を"再定義"すること」がますます重要になるのだと考えている。

 

まぁ、ご参考ということで。