人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

スペシャリスト志向

こんな記事が出ていた。

20代の理想のキャリアはスペシャリスト志向というアンケート結果だ。
まぁ、そんなものかなと、自分の若い頃を振り返っても思う。

でもまぁ、20代の内は、自分がどんなキャリアで生きていくかわからないので、当面の目標として、「何かの」スペシャリストになるとしか言いようがない人が多数派のはず。
だいたいゼネラリストは、なろうと思ってなるものではないし。

そういう意味では、アンケートの設計自体が間違っていると言えなくはない。
しかし、小生の経験上、何かのスペシャリストだからといって、安楽に稼げている人は殆どいないと思う。

難関資格の弁護士とか会計士の有資格者でも、資格があれば何とかなるという感じで仕事をしている人は、スペシャリストであっても結構苦しいものである。
そういう人は、「資格を取ったらどうしたいか?」というビジョンなしに、取ることが目的になって、結果的にその職業に就いてしまっていたりするので。

どんなに頑張ってスペシャリストになっても、ビジネスでの戦いからは逃れられない。
20代の気持ちはわかるが、ビジネスの成功体験をきっちり積まないとね。

まぁ、ご参考ということで。