リンクを貼る。
小生は、本書の著者がTED でプレゼンするのを見るのが好きだ。
もちろんブログもチェックしている。
いずれも勇気が出るので、是非ご一読あれ。
本書は、そんな筆者の生い立ちから、現在の取り組みを紹介しつつ、社会から「どうせ無理」という「レッテル貼り」を撲滅したい、という熱いメッセージが込められた一冊である。
自動車修理工の父親に育てられた著者は、幼い頃から自力自作を叩き込まれ、なんでも自分で作ることを習慣化していく。
小学校高学年くらいから、航空機開発への夢を持ち、ペーパークラフトはじめ、自作に熱中する。
オタク気質ゆえ、好きなこと以外は学校の勉強含め、非常に苦手だったため、学校の先生に航空機開発の夢を、「どうせ無理」と強く否定されてしまう。
しかし植松少年は全く諦めることなく、大学卒業後サラリーマンとして航空機開発へ関わることができるようになるのだ。
しかし、本当にものづくりが好きで、航空機が大好きな植松青年は、ものづくりも航空機もそれほど好きではない「サラリーマン」に囲まれた生活に(たぶん)馴染めず、故郷の北海道で家業を継ぐことになる。
継いだ当時は父と二人きりから出発し、無謀と言われながらもロケットの開発にチャレンジする。
それは、幼い頃に言われた「どうせ無理」という言葉が、いかに人の可能性を損なう残酷なものであるかを訴え、その言葉に反証し、社会から撲滅するためのチャレンジである。
チャレンジだから、もちろん失敗する。
特に宇宙開発は未踏領域だから、前例もなく、手作りで試行錯誤をすることしかない。
しかし、だからこそ成長するのであり、そこで生まれた世界初は、世界一となり、NASAとも対等に渡り合えるようになるのだ。
本書で説いていることは、実は下記のリンクとも同じで、試行錯誤から真の行動と学びが得られるというのが世界最先端の教育でもある。
小生の関わる新規事業も、「初めて」「試行錯誤」の連続なのだが、だからこそ人を成長させるし、だからこそ競争優位が作れるとも考えている。
そんな話は蛇足でしかないが、著者の情熱と強い思いには、社会人として、子を持つ親であれば尚更、触れていただきたいと考えている。
プレゼンでもブログでも本書でも、是非味わって欲しい。
まぁ、ご参考ということで。