人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

好きを仕事にする。

http://www.huffingtonpost.jp/careerhack-enjapan/story_b_7684696.html
こんな記事を読んでいて。

起業家とサラリーマンは違うのかも知れないけれど、仕事に向き合う気持ちというのは大事だなと常々思っている。
組織に所属してさえいれば、それなりに面白い仕事が経験できる境遇であれば良いのだけれど、この日本の低成長の時代にあっては、それこそ必死に面白い仕事を作り出せなければ、苦しいばかりというのが、この25年位ではなかっただろうか。

これから先、そんな状況が急に変わるとも思われない(むしろより悪くなるかも知れない)ので、そういう意味では、取り組んでいて楽しいかどうか、というのは今後も仕事に向き合う人々にとっては、とても重要な要素になるんじゃないかと感じている。
ちょっと難しいのは、「好きを仕事にする」といっても、時間や環境の変化で、好きなことは変わっていくことだ。

もちろん、その時その時の「好き」に合わせて考えれば良い、という在り方もあるだろう。
とは言えその時々に、自分の「好き」を満たす仕事があるのだろうか、という心配もあるので、そういうのが心配な人には、やはり一段抽象化した自己分析は必要になる。

具体的には、「仕事の喜び」が何処に、どんな場面にあるのか、ということだ。
何か世の中に形を残すことが大事なのか、自分のスキルを高めることなのか、周囲の人に喜んでもらうことなのか、困難を克服することなのか。

そんな様なことを整理しながら、「あぁ、自分は仕事のこんな場面が好きなんだなぁ」というのを基準に仕事を選び、実際の仕事の中でも優先順位をつけていけると、結構楽しくやっていけるんじゃないかと。
自分への語りかけも含めて。

蛇足だが、そういう意味では「趣味を仕事にする」というのとはまたちょっと違う話である。
趣味を仕事に、はその文字面通りだが、好きを仕事に、は上記の様な抽象化も含めての話だと考えている。

まぁ、ご参考ということで。