人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「やらない後悔」より「やった後悔」

頑張っていれば、人生の折々でリーダー役を担う場面がある。
自分から前に出る人はまぁ置いておいて、自分が役割を担うのが適任であろうと思いつつも、謙虚に譲ってしまう、ということは、日本人なら往々にしてあるのではないか。

しかし、そういう場面に遭遇し、少なからず自分が適任ではと思うのであれば、それは責任を持って手を挙げた方が良いだろうと思っている。
一概にキャリア上有利だから、という訳ではない。

むしろ判断を誤れば責任を取る立場なので、リスクは高いし、リーダーというのは下が決断したがらないところを押し付けられる役割だったりするので、全く割に合わないと思う。
もちろん「リーダー」という存在は貴重なので、有利にならない筈はないのだが…。

ただ、ここで考えたいのは、仮にリーダーを辞去して、脇に就いたあと、結果的に組織が間違った方向に進んでしまった時、あなたは自分自身のことを許せるだろうか、という事だ。
役割を担う機会が得られるほどの能力があり、自分に適性があるのでは、という正しいプライドを持っている人にとっては、きっと耐え難い後悔になると思う。

もしまたあなたに、そんな決断を下す機会があったとすれば、是非手を挙げるべきだ。
そして組織の捨て石になる覚悟で、私心なく取り組めば良い。

結果がどうあれ、清々しく仕事や自分のキャリアに向き合う事ができると思う。
まぁ、ご参考という事で。