人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

道具を持っているのと、使いこなせるのは違う

コンサルタントなんていう肩書きで仕事をしていると、流れ上(?)「それっぽい」話を求められる機会が時々ある。

戦略のフレームワークとか、各種カタカナ系ビジネスワードとか。

 

若い頃、陰鬱な意識高い系(笑)だった小生は、ビジネス系の書籍を、それこそ漫画から論文に至るまでかたっぱしから読んだので、知識としてはまぁまぁ理解していた方だと思う。

しかし、実際にそれを使ってビジネスをする立場になると、よく使うフレームワークや概念も自ずと絞られていくし、使っていくうちに、それらの本当の凄さを、理解していくことになる。

 

「本当の凄さ」というのは、その凄さの解説だけで、小一時間のワークショップが運営できるくらいの深みがある。

そういう本当の凄さを理解している道具を、実際の武器として持てているか。

 

それが「使いこなす」ということなんだろうな、と思っている。

上っ面の理解だけの人間を批判したいわけではないのだが、比較的手垢のついたフレームワークや概念は、その本当の凄さを理解した時に、真の価値を理解することができる。

 

まずはたくさん実戦で使ってみること、なんだけどね。

まぁ、ご参考ということで。