人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

ハーバードビジネスレビュー2015年5月号より。

「人材は潜在能力で見極める」という記事があった。
不確実な時代の中では、過去の実績だけでは如何ともしがたく、その人物のポテンシャルを見出せと。

その人物を評価するポイントとしては、まず「モチベーション」。
高いか低いか、というより、その源泉がどこから来るか、自己中心的な物ではないか、ということのようだ。

次に「好奇心」。
これは良くわかるが、不確実な未来に向き合うのだから、未知のへの興味、学ぶ意欲がなければ、それはダメだろう。

そして「洞察力」。
これもそりゃそうだろうという感じで、未来を予測する、変化を見出すのが役回りなのだから、当然だ。

へー、というのが、「愛着心」。
感情と理論のバランスで、人々をリードし、人間関係をうまく作れるか。

そしてやっぱり、というのが「意志力」。
逃げずにやりきる力、ということだ。

基本的には、これまでの考えていた人事評価制度を蔑ろにするものではないが、グローバル化、働き盛り人口の減少、育成システムの構造的弱さ、などを考慮すると、潜在能力に注目すべきだという話で、大変ごもっともだなぁと思った次第。
因みに、後半部には、ポテンシャルを持ちながら、能力を大きく伸ばしきれていない悪い事例として、日本企業が取り上げており、結構残念である。

他にも読み応えのある記事が多数なので、興味のある方はバックナンバーを取り寄せて読んでみては。
まぁ、ご参考ということで。