人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

女性のキャリアやらなんやら。

小生が新卒で銀行に入社したのは99年のこと。
当時、銀行内の食堂でランチを取りに入ると、たとえ食事中の大ベテランでも、一般職の女性が男子総合職(1年目の小生も含め)のお茶を入れる習わしがあって、それはそれは衝撃を受けた記憶がある。

そして一般職は、結婚すると退職するのが当たり前だった。
まぁ、お茶については新任の支店長によってすぐ是正されたし、結婚退職当たり前は、合併を経て数年で是正されたが。

こんなのが高々16年前の話で、そういう意味では、現在の「女性の活躍を支援する」枠組は隔世の感がある。
だが、カッコ書きで書いた通り、男性目線で見ても、まだまだ形ばかりでなんだかなぁという取組も多い。

としても、やっぱり今これだけ追い風が吹いているうちに、変えられるところは出来るだけ変えていくのが良いと思う。
結局、社会の構成要素の半分を占める女性のキャリアを変えるということは、残りの半分の男性の在り方を変えることだし、今のところ、女性が活躍しやすい労働環境というのは、男性にとっても働きやすいものではないかと感じている。

今日たまたま、支援される側の女性から相談を受けて、「支援される立場も色々あるのね〜」と思ったりもしつつ、小生も考えさせられた次第。
まぁ、ご参考という事で。