人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

人の話を鵜呑みにしない

以前書いたけれど、先日上海に行ってきた。
現地のそれなりのビジネスパーソンに突っ込んだインタビューをしてきて、違う国の人々とはいえ、同じアジア人として共感できる場面は数多くあった。

そんな中で一点だけ、これは絶対日本人からは出てこないフィードバックだということがあった。
それは、ある風景の写真を見せた時に、「この写真は本物?」と聞かれたこと。

国の体制とか、国民性とか、背景は色々あるのだろうと思うけど、基本的に事業者側から提供された情報を鵜呑みにする、ということが無いのだと思う。
そこはちゃんと脇を固めて、裏を取ってと、ビジネスでは、ある程度当たり前のことを、常に心掛けているのだろうと感じた。

エージェントの仕事を続けていると、申し訳ないが、良くそんな話を信じたねぇ、という転職経験者に遭遇することがあるのだが、何れにしても、提供された情報を鵜呑みにするのはあまりに危険だと思う。
「疑ってかかるなんて世知辛い」というのも心情的には理解できるけれど、経営者や採用担当者というのは、基本的に良いことを言うものである。

まっとうな方々が殆どだが、もし騙されたら自分の責任だし、取り返しはつかないし、ということで、異国の地で気付かされたことは大きかったのであった。
まぁ、ご参考ということで。