その時に、全ての転職経験者、未経験者共に理解しておいた方が良いと思うのは、世の中には想像を絶するロクでもない会社が存在して、それに捕まらないようにしなければならない、ということだ。
いきなりとんでも無いことを書いてしまった気がするが、転職エージェントを10年もやっていると、思わず声に出して「えぇ！」と言ってしまうような、酷い会社の実態を耳にすることは、一度や二度ではない（年に一度や二度くらいあるかも）。
きょうび、ロクでもない会社というのは、検索キーワードだったり、口コミサイトなんかで、ある程度明らかになっているが、それでも表に出てこない話はまだまだある。
その辺の危険な会社を掴まないというのも、生きていく上で重要な嗅覚だったり、持ち前の運だったりするので、なんとも言えない部分はあるのだが、とりあえず、「君子危うきに近寄らず」というスタンスは大事だと思っている。
エージェントがどれだけ綺麗事を言おうが、エージェント自身もその会社の全てを知っているわけではないし、採用企業の窓口になっている人が良さそうに感じても、奥の院で何が起きているかは見えないのだ（大量採用企業だと、人事の窓口になる人間に、美女・イケメンを配置することは、普通にある。まぁ、それで騙そうとしているわけではないが…）。
曲がりなりにもプロとしてこの業界に関わった人間として、危険や関係者の本音を見極めるヒントのようなものは、今後オープンに書いていきたいと思うが、先ずはとっても酷い会社があるのだ、という事実と、そんな会社に捕まらないように、くれぐれも慎重に動いていくべき、ということを、まず最初に申し上げておきたい。
まぁ、ご参考ということで。
