人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

「デキる人材」は意外と簡単なことかも?

今日はそろそろ「オジさん」が見えてきた小生の思いつきということで。
仕事の場面で最近つくづく思うのだが、資料を作るとか、意見を言うとか、なんらかの「アウトプット」をする業務を、みんなドンドンサボるようになってきたんじゃないかと。

いろいろ優秀なシステムがここ20年位で出来てきて、何かデータを入力すれば、自動的にアウトプットは出てくるし、アウトソーサーも沢山いるので、そういった業者に投げる機会も多くなっている。
そうなると、入力するだけ、依頼するだけ、出てきた結果を品評するだけ、という感じで、効率化といえば効率化。

でも、実際にアウトプットなり、アイデアなり、意見なりを出すというのは、たとえ50点のクオリティでも大変で、これをサボっているが故に、みんなだんだん出来なくなっているんじゃないかなぁと。
さらに、品評・評価は沢山経験しているので、いざアウトプットをしようとすると、自分自身への要求が厳しくなり、最初から合格点のものを出そうとして、結局出ないか、なんとか出してもそれがダメだった時に、次が続かなくなってしまう。

経験上、一発目のアウトプットなんて50点で良くて、それを平場で議論して合格点に持って行けば良いだけの話。
故に、たとえペーパー一枚でも、思いつき一つでも、アウトプットが出せる人、というのは、今後益々重宝されるんじゃないかなと。

社会の発展に伴い、作業レベルの仕事はドンドン自動化されてきた。
で、人間は判断業務に専念を、と言われてきたけれど、作業の自動化の為には、まず作業の定義と指示が出来なければならなくて、それはやっぱり指示書というアウトプットが出せるのか、という事に依存する。

事は単純で簡単だけれど、先々大きな違いを生むんじゃないかなぁと思っている。
もちろん個人的な見解であり、責任は取れないのだけれども。

まぁ、ご参考という事で。