人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

御伽話

Audible渉猟。

 

原田マハを読むのは何作目だろうか。

本作は、あのゴッホを殺めたとされる旧式のリボルバー拳銃を鍵とした物語。

 

日本人の女性が主人公で、フランスのオークション会社で働きながらゴッホゴーギャンの研究を続けるという設定。

折々に描かれるヨーロッパの風景がお正月スペシャルドラマのような風情。

 

ストーリーそのものは完全な創作で、「こうだったら」という著者の密かな願いのようなものが込められた、御伽話のような内容。

悪くはないと思う。

 

高い評価をする人が多いのも伺えるが、小生が読書に求めるのはこういうことじゃない。

こうだったらいいのに、こうだったら楽しいよね、というストーリーにはあまり興味がなく、人間としての弱さ/強さ、悲しみ/喜びが見える内容がいいんだな、ということが本書で理解できた。

 

2026年は「強くなる読書」に回帰することを決めた。

なんやそれ、というテーマであるが、ここ7・8年はずっと意識したことなので、改めてである。

 

まぁ、ご参考ということで。