娘が夏休みの自由研究のベースとして読んでいたので。
有名なところでは前の東京オリンピックの時に建てた体育館とか、東京都庁舎とかを設計した人。
設計した人ではあるのだが、そんなスケールで収まる人ではなく。
戦前から都市計画に関わり、戦後は復興計画と併せて数多くの建築、都市計画にグローバルで関わっており、その実績を紹介しつつ論評する本。
前半に丹下自身、後半に丹下門下生を扱ってその対比を示す構成。
久しぶりにちゃんとした評論を読んだ気がする。
さすが岩波新書。
丹下健三とその門下生は、世界的にも有名な人たちなんだが、そのスケール感というのは、やっぱり戦後という時代性なんだろうなと。
未曾有の荒廃から、新たなビジョンを打ち立て、限られた資源を活用して街を作っていく。
これは世界的にも貴重な能力なので、世界的に「輸出」することができたんだろう。
今となっては建築の世界にいても、このスケールで経験を積むことは難しいんだろうなぁ、なんて考える。
まぁ、ご参考ということで。
