Audibleにあったら読んじゃうよねぇ。
楠木先生は経営学者だが、ビジネスパーソン向けのエッセイ的なものを大量に書いておられる。
本書も含め、無駄に長く、無駄に面白いことが多い。
そしてちょっとだけ、戦略について考えさせられる。
その塩梅がうまい。
本書は楠木先生が、ほんとどうでもいいことの好き嫌いを切り口に、くだらないことから企業経営に関することまで語っていく。
例えば、
好き:タマゴサンド
嫌い:ローストビーフサンド
だったりするのだが、個人的には共感できる。
小生としては、挟んでいるものと挟まれているものの「シナジー」を重視している。
バラして食べても挟んで食べても変わらんだろ、というものは「シナジー」がない。
ステーキ丼、唐揚げ丼も小生の中では「シナジー」がない部類。
楠木先生はこれを「組み合わせの妙」「相乗効果」とおっしゃっているが、似たような感覚だろう。
さらに先生は踏み込んでいく。
ネギトロ巻きは「相乗効果」だが、マグロという高級食材に依存しているので、カッパ巻き、干瓢巻きの方が「相乗効果」によるインパクトは高いと。
なるほど(笑)。
しかし、カッパ巻き、干瓢巻きの発明は誰かが考えたイノベーションだったかもしれないが、差別化されていない、また単発のアイデアでしかないので、結局どこの鮨屋でも食べられる、持続的な競争優位になっていない、という話になる。
ご興味のある方は是非どうぞ。
まぁ、ご参考ということで。
