まさか三品先生の本がAudibleにあるとは・・・。
紙の本では9300円もする大著なので、これだけで月額料金半年分の元を取った格好(笑)。
紙の本のAmazonレビューで書いている人も居たが、三品理論の総まとめという感がある。
「転地」「経営は人に宿る」「暴走」などなど。
長い本ではあるが、三品先生は一般向け書籍の書き方をよくご存知で、ビジネスパーソンの興味を絶やさない有名事例が次から次へと出てくる。
それを「そういうことだったのか!」という切り口で解説してくれるので、楽しくてたまらない。
アサヒがスーパードライで首位になれたのは、大規模小売店舗法の成立でディスカウントストアが増え、ビールが酒屋さんが持ってくるものから消費者が買って帰るものに変わった時代背景があり、後発のスーパードライは缶で展開を進めることができたが、首位のキリンはビンの工場に投資したばかりだったタイミングがあったのだ、と。
さんざんビジネス書を読んできたが、こんな視点は初めて。
よくこれだけのネタ、ケースが出てくるな、さすがだな、という感じ。
本当に賢い人がデータとケースの物量で圧倒してくると、小生のような凡人はお手上げである。
戦略に思い至るきっかけをどのように得るのか、という流れから、メディアとの付き合い方を検証する章もあるのだが、これもまた厳しい。
先生、まぁ日本のマスコミのレベルがイマイチなのは周知のことなので、ほどほどでいいんじゃないですか、という感じ。
徒花的に話題になるキーワードをものともしない、先生のエネルギーに感服である。
まぁ、ご参考ということで。
