娘に読ませた本を読む。
すごいよ、この人。
シジュウカラの生態観察に学生時代から取り組み、彼らの鳴き声に意味と意思を見出し、それを科学的に証明して「動物言語学」というジャンルを確立するまでの話。
全体に「ちょっとすごいでしょ」的なトーンがあり、実際凄いのだけれど、たぶんこの本の対象読者である中高生(およびその保護者)に対して、「動物言語学」に興味を持ち、研究者として後に続いてもらうための作戦なんだろうと思う。
いやでもすごいよ。
本書中盤から、人間にしか存在しないと思われていた言語を動物も使うのだと客観的に証明するにはどうしたらよいか、二単語の文法が存在するにはどうしたらよいか、その思考過程と実験方法が解説されていて、それがとても興味深いし何かの役に立ちそうでもあるのだが、この客観的に証明するための実験手法を確立したことが、他の動物を対象にした言語調査でも援用できるところが、世界的に評価されているポイントなんだと思う。
いや、地味に世界をリードする日本人なんじゃないの?
まぁ、ご参考ということで。
