武術研究。
読了してから気づいたんだけど、結構最近出た本なんだね。
シャーロック・ホームズが修めたのが「バリツ」なんだが、その元ネタなんじゃないかと言われるのが、エドワード・バートン・ライトという人が考案した「バーティツ」で、その文献を一部紹介したのが本書。
いわゆる護身術的なテクニックの紹介、ステッキを使った戦闘法、そして人体の構造を生かした奇術のネタバラシ的な内容で構成。
奇術のネタバラシは人間を橋のように支えてその上に人が乗っかる、みたいなやつね。
で、ライトという人は仕事の関係で世界を旅し、その途中で日本の古流柔術も練習したらしい。
護身術的なテクニックはほとんどが日本の古流柔術と思われるものだし、実際の写真でも袴姿の日本人らしき人が協力している。
あー、古流だね、という感じでなかなかに悪くないテクニックの連続である。
これは意外な収穫だった。
ステッキ術は、フランス人が考案したそれを翻案したと書いてあるが、なかなかに奇抜であり優雅でもあるという不思議なテクニック。
しかしなぁ、ステッキ持ち歩く習慣がないから、持ってたら怪しいよね。
傘も強度的に頼りないし、晴れた日は持ち歩けないし。
使えそうで使えなさそう(使うんかい)。
だったらスマホを使った護身術とか考案したらいいんだろうか、なんて考えたり(壊れるな)。
奇術のネタバラシはどうでも良い。
そのページを他のテクニックに当てて欲しかったかな。
なんとなく、当時の文化風習が伺えて、それはそれで面白いんだけれど、シャーロッキアンのニッチなニーズを満たす程度だろうか。
まぁ、ご参考ということで。
