人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

長くダラダラとした旅

Kindle unlimited渉猟。

 

高野さんの相変わらずな冒険譚。

今度は中国を出発して陸路幻のシルクロードを辿るという。

 

冒頭、公権力に拘束される緊迫した場面から始まり、なかなかハードボイルドである。

おおよそ20年前の旅、改革開放が始まった中国の躍動感。

 

ミャンマーの密林地帯に入ってからは、ダラダラと長い旅が続く。

現地の人々との交流も相変わらずだが、旅のテーマが真面目なせいか、いつものような破天荒さはない。

 

割とダラダラした展開。

ではあるが、最終目的地はインドで、最後まで色々な事件が起こり…という。

 

高野さんのすごいところは、バカみたいな冒険を繰り広げながらも、「おっ」と思わせるような深いコメントが出てくるところ。

今回も「西南シルクロード」の旅を経て、それは結局なんだったのか、実際に辿った人間だからこその言葉を紡ぐ。

 

それが良いのである。

ちょっと長いけれども、その高野さんの振り返りをクライマックスとして読んでも面白いかもしれない。

 

まぁ、ご参考ということで。