人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

早逝は悲しい

Kindle Unlimited渉猟。

 

ま、スポーツノンフィクションは好物だからね。

当時のプロレスはあまり詳しくない。

 

もちろん男の子だからジャンボ鶴田の顔も名前も知っているし、病気で早逝したことも知っている。

詳しくないからこそ、その人生にどんなドラマがあったのか、興味を持った。

 

本書はリアル志向のノンフィクションではあるが、生い立ちからレスリングでの五輪出場、そして全日本プロレスへの「入社」までをサラリと描いた後は、プロレス雑誌のようなトーンでの戦歴紹介である。

「プロレス雑誌のような」というのは、プロレスがあくまでも興行であるということは傍に置いた、勝った負けた、熱い戦いだったというようなトーンという意味。

 

プロレス雑誌のような書き振りに興味はないし、戦歴紹介が本書では圧倒的に長かったりもするのだが、個人的にはその裏側に見え隠れする経営者ジャイアント馬場の思惑だったり経営の悩み、オーナー系中小企業のゴタゴタなんかが面白かったりする。

それはともかく。

 

そんなこんなが色々あったとしても、早すぎる死はとても悲しい。

ジャンボ鶴田が生きていれば今頃全日本プロレスは、なんていうことはファンじゃないので考えたりはしないが、49歳で亡くなってしまうのは色々悲しすぎる。

 

なんだよ小生も来年49歳じゃないか。

悲しいなぁ。

 

まぁ、ご参考ということで。