過去読んだ本に引用されていて興味を持ったので。
著述家として著者の名前を聞いたことはあるけれど、実際に読むのは初めて。
小論文の添削指導をしていた編集者の人だったんだね。
そうしたバックグラウンドをもとに、ビジネスをはじめとする多様な場面で使える文章術とは何かを解説してくれている。
類書と主張や解説に違いはないけれど、わかりやすさ、説明の親近感が違うというか。
著者の人となりが伝わってくるし、失礼ながら例文も上手いよね。
ここはやっぱり娘にも読んでほしいなぁと思うところだが。
前にも書いたことがあるが、文章力は、ほぼ仕事力と同義だと思っている。
伝わるまとまった文章に落とすことができなければ、わかりやすく喋ることもできないし、人を動かす文章が書けなければリーダーシップも発揮できない。
文章にできないことは思考できないんだよね。
そんなわけで、文章術の本という意味では、これ一冊で良いのでは、というものでした。
まぁ、ご参考ということで。