人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

こういうの大好き

Kindle Unlimited渉猟。

 

雑誌連載のルポルタージュを単行本化したものなので、それなりにボリュームがあるのだが、産業構造が抱える矛盾、その矛盾に巣食う「悪い奴ら」を多面的に炙り出しており、飽きることがない。

「悪い奴ら」を炙り出し、糾弾するという単純な構造に、本当にそうなのかと思いつつも、時代劇を見るような娯楽感があるのは否めない。

 

あんまり世の中では真正面から取り上げられる機会は少ないけれど、「実は」なんていう話はとても興味深く、大好物だったりする。

本書は20年近く前の取材が元なので、流石に時は経っているが、大筋の構造は変わらないはずなので、興味のある向きは読んでみても良いのでは。

 

まぁ、ご参考ということで。