人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

盲点

Kindle unlimited渉猟。

 

好き嫌いをテーマに、楠木先生が著名な経営者と語り合う本。

経営は分析することはできるけど結局はセンスと割り切る楠木先生が、センスなのだったら根底にある好き嫌いをテーマに語り合ってみようとなった格好。

 

そう言われれば経営者の「好き嫌い」にフォーカスした本はなかったと思う。

で、これが思いの外いろいろ違って面白い。

 

マッチョ系の考えの人もいれば、割と自然体の人もいる。

創業経営者のキャラクター剥き出しかと思えば、サラリーマンとしてのし上がったアクの強さを見せる人もいる。

 

そうか、こんなに違うものかと。

でもそれは、無意識に「経営者ってこういうタイプの人」という偏見があるからかもしれない。

 

これだけ違えば、経営スタイルも違って当然。

もちろん業績も違って当然。

 

それを踏まえて、何を考えるか、どうしていくか。

個人的に好感を持ったのは、ライフネット生命の出口氏。

 

世界に対する捉え方が、とても真摯で責任感があり、素晴らしいと思った。

ここだけでも娘に読ませたい。

 

一つだけ、ちょっと気になったのは、登場するメンツ。

なにぶん10年以上前の本なので、懐かしいなぁという印象である。

 

まぁ、ご参考ということで。