Kindle unlimited拾い読み。
日立グループの前社長だった東原氏が、その任期中に何をやったか、という手記。
川村氏の「ザ・ラストマン」の続き。
これはこれで面白いけど。
当該グループは、社会インフラに特化しつつあるので、我々一般人の生活からは遠くなりつつある。
でも拙宅の洗濯機とエアコンは日立だけどね・・・。
その流れを具体的にどのように作ってきたか、どんな苦労があったか、といったことが綴られているのだが、なんというか、非常にクリーンな印象を受ける。
大変だったんだろうし、誰でもできることではなかったんだろうと思うが、東原氏の性格なのか、ギラギラ・ドロドロした感じがなく、読後感は良い。
その分、記憶に残るエピソードも少ないのだが、グループ会社全部のノウハウを一元化してソリューションとするなど、そんなことやってるんだ、というような取り組みは興味深い。
一般教養的にサラッと読んでみては。
まぁ、ご参考ということで。

