人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

根性が違う

芸風がわかるから自伝や日記は面白いという楠木先生の言葉が引っかかって、Kindleアンリミテッドで読んでみる。

 

株式相場で名をなした是川氏の自伝。

本書を記したのが御歳93歳、亡くなる直前のようで、それだけでも凄まじい。

 

高等小学校を卒業、丁稚奉公から始まり、豊臣秀吉に憧れて商売で天下を取ろうと凄まじいチャレンジをする。

16-17歳で日本軍についていって青島に渡り、商売を始める。

 

頼まれて金属加工の会社を経営する。

諸々事情があり、会社を畳まざるを得ず、三年間食うや食わずで世界経済の勉強をして株式投資の世界にデビュー、連戦連勝で経済研究所を立ち上げる。

 

ここまでで戦前の話ね。

これだけで根性と馬力が違うのよね…。

 

難しい局面を知恵と工夫で何度も乗り超えるのだが、サラリーマンや官僚ごときの作った壁なんて、(簡単ではないけれど)突き崩せないわけないんですよ。

きっと毀誉褒貶あった人物なんだろうなぁと思いつつ、こんだけ気合いと根性に満ちていて、94歳まで長生きしたら、なんの文句もつけられません、はい。

 

まぁ、ご参考ということで。