会社の大掃除での拾い物。
もちろん本書も著者も存じ上げていて、話題になった本であることも認識していたのだが、なんとなくスルーして10年。
マッキンゼーの「採用基準」というのが鼻にかかった感じで嫌だったのか?
いや、それを知ることが怖かったのか?
知ったところで関係ないから読まなかったのか?
よくわからない。
よくわからないんだが、本棚に置きっぱなしなので、まぁ読むかと。
結論、もっと早く読んでおけばよかった、である。
「採用基準」というタイトルにはなっているけれど、本書の主張は、サブタイトルの「地頭より論理的思考力より大切なもの」、すなわちリーダーシップについての本。
リーダーシップについての日本人の誤解を紐解きつつ、なぜ大事なのか、どう発揮するのか、いかにして養うのか、といった点が語られる。
「そうだよ、その通りなんだよ」と、自己啓発目線、父親目線、マネジャー目線で大きく頷きながら読み進める。
途中、経済産業省が定めた「社会人基礎力」にリーダーシップの項目が存在しない、という件があり、うちの会社参照しちゃってるよーとか頭を抱えつつ、とりあえず娘に読ませておこうと思って渡しておいた。
ちなみに娘には小6の時に「コンサル一年目の教科書」読ませた(コンサルにしたいわけじゃない)。
記憶で書いているけど、目標(ビジョン)を示す、先頭を走る、決断する、説明する(大体合ってるはず)の四項目は今この瞬間からでも大事にしたい。
まぁ、ご参考ということで。