Kindle Unlimitedであさってみた。
山口周氏の本を読んだことがある人ならば、特に目新しいことは書いていないと思う。
キャリアに関して概ねバランスの取れた見識を示してくれているが、一つだけ。
自分にあった新しいキャリアに出会うきっかけとして、いわゆる「弱い紐帯」の話が出てくる。
山口氏はその概念について、「弱い紐帯」といっても顔見知り程度では意味がなくて、一緒に働いたことがある関係性からの出会いが大事だと説く。
そりゃそうだ、と思うんだが、これはある程度人材が流動的な会社に所属していないと、一緒に働いたことがある同僚からの誘い、というのは起きないと言っておこう。
辞める人がいるから外から誘われる、昔の同僚があちこちに点在していて情報交換が起きる、という状況が起きるのである。
いわゆるJTCなんかに所属していると、そもそも辞める人が少ないし、辞めた人間を脱藩者扱いする会社だったりすると、連絡することも憚られたりする。
そう、最初に非流動的な会社を選んでしまうと、新しいキャリアに出会う機会も限られちゃうんだぜ、と。
くれぐれも転職は慎重に。
うん、就職も慎重に、か。
まぁ、ご参考ということで。