この2年ちょっと、数百冊まだ積み上がった電子書籍の積読在庫をひたすら消費してきた。
安易に本を買ってしまうと消化できないので、よほど読みたいか、時期的にすぐ読むべきもの以外は、ぐっと我慢していた。
そもそも積読在庫を積み上げていた時期も、Kindle日替わりセールで半額とか7割引とかで購入していたので、よく考えると定価で本を買う機会が極めて限られた数年を過ごしてきたことになる。
で、在庫消化が(ほぼ)終わり、改めて読みたい本を買おうかなと見回してみると、なんか高くないかと思ってしまった。
あれ、こんなに本って高かったっけ、と思うんだけれど、実際値上がりもしているんだろう。
ハヤカワ文庫とか1,000円越えはザラで、文庫で1,000円は間違いなく値上がり。
ビジネス書のハードカバーの2,000円越えは前もあったけれど、多くはなかったと思うんだよね。
小生の最近の興味が高い本にしかないのかもしれないけど(笑)、1,000円代ではあまり買えそうにない。
はて、気合いがいるなぁ。
だったら紙で買った方がありがたい感じがする、という閾値の値段かもしれない。
いや、そんな閾値があったとは。
多分一回読んで終わりだろうという娯楽作品は図書館で、それすら面倒で読み上げで手軽に聞き流すものはKindle Unlimitedで、コレクション的な価値がなければAmazonで中古で、明らかに間違いないか、多分娘も読むだろうと思われる本、一度何かで読んで手元に置いておきたいものだけ新品で購入、なんてことになりそう。
読まれないから数が出ない。
数が出ないから高くなる。
高くなるからますます買われない。
悪いスパイラルだと思うのだが、生活防衛が優先されてしまうなぁ。
まぁ、ご参考ということで。