積読在庫消化。
ある程度理解している人には物足りない、というのが読了後の第一印象。
国際政治「学」の論点、概略を一通り舐める、という感じの構成で(趣旨からすれば正しい)、左ページに解説文、右ページにそのテーマの図説となっている。
本当に一通り舐める感じなので、知ってる話は「あぁ知ってる」だし、知らないところはもっと詳しく知りたくても終わってしまう。
個人的には国際政治の人間ドラマが面白いと思ってしまうのだが、そういった要素は無いので、正直退屈であった。
どんな人が読むといいんだろう。
時事問題を、その背景から知りたいという人がいればフィットするのかなぁ。
というのも、時事問題を理解したいんだったら、もっとリアルタイムの深い分析を読んだ方がいいからね。
とりあえず、末尾のブックリストが面白そうな本ばかりなので、やっぱり「手掛かり」として読む本なんだろうな。
まぁ、ご参考ということで。