人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

解決すべき課題は何か

娘を小中高一貫の私立に通わせていて、もう小学校6年生。

私立の小学校というのは家庭の事情や環境の変化とかもあって、辞めていく子もいる(編入してくる子もいるけど)。

 

昨日また一人辞めることがオープンになって、小生の娘は「自分もこのまま通い続けていいのか」と思ったらしい。

大人も会社勤めをしていて、誰か転職すると「自分も転職しなくていいのか」と思うものだから、まぁ普遍的な心理だね。

 

転職エージェントをしていたときに、そんな浮ついた気持ちを持った人に対して投げかけていたのが「転職によって解決すべき課題は何か」でありました。

「自分も転職しなくていいのか」と思うのは、漠然とした問題意識があるからだ、ということを受け止めつつ、そこを明確にすることで方向性を考えようという、極めてコンサルっぽい発想であるが、大体において意味がある議論に導いてくれる問いなのである。

 

で、娘に問う、「学校を変えることで解決すべき課題は何か」と。

「授業の邪魔をするうるさい子がいない環境で勉強したい」と即答。

 

そうですか・・・。

どこの学校、どんな良い学校に行っても一定ボリュームで問題児はいると思うが・・・。

 

妻の分析によると、そういう問題行動がある子たちと同列でいたくない、という気持ちもあるようだ。

小学校がない私立中学とかだったら、少なくとも問題行動がある子はいないんだろうけれども、まぁ今よりレベルの高い環境を求めること自体は悪いことではない。

 

それにしても「これがやりたい」「こうなりたい」と願い、そのために地道な努力をも厭わない(良い学校に行くために長い期間勉強する)、なんていう大人な思考・志向を持つようになるのは、やっぱり小学校高学年だなぁと、自分の昔を振り返りながら思うのであった。

さて、どんな支援ができるかなぁ。

 

まぁ、ご参考ということで。