積読在庫消化。
Kindle日替りセールで買ったんだろうか。
心理学系は大学生の頃から好きで読んでいるんだけどね。
凶悪な犯罪で時に世間を騒がせるアレなのだが、サイコパスそのものは人類全体の1%くらい存在するらしく、かといって全員が凶悪犯罪に手を染めるわけでもなく、普通に生活している中でちょっと変わった人、みたいなもの。
まぁ有名な創業経営者なんかでサイコパスと言われる人は良くいるが、実際にそういうことなんだろうなと。
で、著者の豊富な臨床研究をもとに、どういう人がサイコパスなのか、という解説があるのだが、読めばまあ自分は違うなとわかるのでちょっと安心。
ほら、自分の中の黒い感情に気付いてドキッとすることがあるじゃないですか。
こんなこと考えるなんて自分はひょっとして、なんて感じる人は大丈夫、サイコパスじゃないです。
紹介されていた研究の中で、ランダムに写真を見せて被験者の反応を観察するというものがある。
写真の中には聞くだけで嫌な気持ちになるような暴力的な光景が混ざっているのだが、サイコパスの人というのはどんな写真をランダムに表示されても、全く反応が変わらないそうである。
それをクリアする自信はないので、あぁ俺はサイコパスじゃないな、って思うわけです。
本書では、なぜそんな人が1%存在するのか、というところまで考察が及ぶのだが、なかなかにまぁ、奥が深くて考えさせられるなと。
センセーショナルなテーマなので、ちゃんとした理解をしておくことは大事だと思った次第。
まぁ、ご参考ということで。