積読在庫消化。
そう、先日の「チーム」とセットで買ってあって積読だったのだ。
話の流れ的には「チーム」「ヒート」「チーム2」「チーム3」の順番。
「ヒート」は読んでいないのだが、その中の登場人物も出てきたり。
もちろん長距離走を趣味とする人は十分楽しめるし、前作を読んでいる人はもっと楽しめるし。
「チーム」というタイトルに込められたテーマを堪能することもできる。
本作で無敵の主人公は怪我・故障に悩まされることになるのだけれど、人間長く生きているとどこかに不具合は出てくるもの。
トップアスリートの故障の話と、ただのおじさんを一緒くたにしてはいけないのだが、実際不具合は色々あるのだ。
気がついた時には腰が張りっぱなしだったり、ランニングを追い込むと左足の古傷が痛むとか、隙あらば何かのきっかけで首の筋を違えそうになったり、とかね。
そういう地雷を踏まないようにしながら、バランスをとってトレーニングだったり、日々の生活を過ごしていたりしている。
これはもう付き合っていくしかないんだよね。
そういうのを踏まえると、歳をとったなぁ、なんて思うわけですが。
おじさんの愚痴はともかく、本書も楽しく読みましたとさ。
まぁ、ご参考ということで。