積読在庫消化。
たまたまなんだが、行動経済学の本を読んだ後の関連作品のような、そうでもないような。
世の中には努力や方法論で成功を勝ち取れる分野と、そうではない分野が存在していて、後者については積極的にランダム性を取り入れるしかないんだよ、という本。
ルールが決まった分野、特定のスポーツとか競技とか楽器演奏みたいな話は、努力が成果に直結しやすい。
一万時間の法則もそんな世界。
しかしビジネスや総合格闘技(!)なんかは、ルールが揺れ動く、場合によってはルールを変えにいく営みそのものだったりするので、そういうジャンルは方法論が存在せず、偶然性をいかに積極的に取り入れていくかがカギとなる。
そして、偶然からくるちょっとした成功が自己強化ループに入ったら、全張りしましょう、というのが本書の趣旨。
そうか、そうだよね、確かにね、という感想。
一万時間のジャンルと偶然が支配するジャンルは確かにあるよ。
キャリアも結局、偶然をどう生かすか、でしかないもんなぁ。
ということで、やっぱり生活の中に偶然性、不確実性が入り込むような機会を作らなきゃなと思ったり。
不確実性をルーチンにしようとする、意味がわからない発想がついて回るんだけど(苦笑)。
実験してまた報告したい。
まぁ、ご参考ということで。