積読在庫消化。
有名な本で一般的な評価も高いので、今更感は無きにしも非ず。
ではあるものの、もっと早く読んでおけばという面白さであった。
若干長いが、行動経済学に関わる数々の実験が、楽しげな筆致で綴られていく。
どれも「へー」「確かに」という内容ばかり。
バレないとズルをするとか、現金から遠ざかると罪悪感が減っていく、とかね。
個人的に面白いなぁと思ったのは、アメリカを中心とした実験なのに、人間のやることは一緒というか、国籍はあんまり関係ないんだなぁ、というところ。
人間とはこういうもの、こういう時にこういう失敗をする、あるいはこういう判断をしがちなもの。
逆にこうすれば良い習慣も続けやすい、など、むしろこれから大人になる娘に読ませたいと思ってみたり。
いやいや、良い出会いでした。
まぁ、ご参考ということで。