人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

娯楽以上、勉強未満

ボッシュシリーズを着々と読み進めている。

図書館で借りてるから買ったわけじゃないんだけど、一応Amazonのリンクを貼っておく。

 

90年代のアメリカハードボイルドもの。

リアルタイムで太平洋の向こう側から覗いていたので、なんとなく記憶があるのだけれど、やっぱり今よりは乱雑な時代だったことを読んでいて思い出す。

 

ロサンゼルスが舞台なので、地震の記憶とか、暴動の傷跡とか。

今も続く公権力による黒人への暴力とか。

 

そんなことあったなぁ、と振り返り、当時も若干の痛ましさを覚えながら見ていたけれども、それが現地の人たちにどんなものを残したのか、なんていうのがよく分かる。

また、本書もそうだしアメリカの刑事ドラマとか見ていて感じるのは、刑事裁判制度がやっぱりぜんぜん違うなぁという点。

 

検察・警察側と弁護側のどっちが勝つかわからない展開というのはスリリングで、やはりそれだけでエンタテイメントが成立する余地がある。

素人の陪審員が飽きないように、わざとスリリングな展開になるような司法制度になっているんじゃないかと思ってしまうくらいに(笑)。

 

てな感じで、面白い本は娯楽以上、勉強未満くらいの価値はあるよね。

みんなもっと本読んだほうが良いよ(笑)。

 

まぁ、ご参考ということで。