人間到る処青山あり

諸々よもやま話(とりあえず)

生き字引というキャリア戦略はあり得るのか

一つの会社にいると、辞めていく人たちとそれなりの人数で行き交うことになる。

まれに退職率一桁%の下の方、下手したら1%を切る会社もあるようだが、それでも定年退職を迎えられる方々とかがいらっしゃるわけで。

 

大概の会社であれば、3年もすると知っている人が両手くらい辞めていくかもしれないし、自分より後に入った人が辞めていく場面に遭遇することもある。

で、退職時の引き継ぎに完璧などというものはありえないから、退職者が出ると何らかの知識・経験・記憶が失われていくわけだ。

 

そうなると、「なんでこんな風になってるんだっけ」とか「あのときお客さんとどんな話になったんだっけ」とか「あれは結局やらなくてよいのか?」みたいな話を、残った人間で対処する。

で、「あのときは〇〇さんがこういう経緯でこうしたんであれで大丈夫です」みたいな捌きを繰り返していく。

 

そういうことができる人はそれなりに重宝。

しかも、現場仕事でも重宝だが、経営に近いレベルで経緯を記憶できているとさらに重宝。

 

おぉ、それって昔の部族の長老やんけと(笑)。

でも、昔の長老は希少な存在だったから、ありがたがられたんだよなぁ。

 

あんまり汎用性のないキャリア戦略かもしれないが、取り組む価値はあるのかしら(苦笑)。

俺も長生きできるかなぁ。

 

まぁ、ご参考ということで。