読書メモを一本忘れていた…。
kindle日替りセールでレビューが高かったので買ったのだと思う。
著者は元テレビプロデューサーでいらっしゃる。
本書の(著者の)慧眼は、企画というのは突飛なアイデアを思いついたり、カッコいいプレゼンをすることでもなく、「決めること」である、と喝破していること。
新規事業の「企画」であれば、こういう事業をやると「決める」ことだし、こういう事業はやらないと「決める」ことでもある。
よく、「考えること」だと思っている人がいるが、考えたって事業の企画は出来ない。
普通の人間が考えることなんてたかが知れているのであり、考えた程度で思いつく企画で成功するなら、誰かがとっくにやっている。
「決める」ためには「決める」だけの材料が必要になる。
で、決めようと考えた今の時点では、圧倒的に材料が不足しているので、あれこれとインプットを進めていくことになる。
沢山インプットをして、もう入りきれないくらいインプットをして、そんなことをやっていると、おのずと決められるようになっていく。
それが企画。
本書はそれ以外にも、色々なメソッドや進め方も書かれているが、小生的には「企画とは決めること」、この一言だけでも十分元が取れたというのが感想である。
まぁ、ご参考ということで。